バードウォッチングに出かけよう

まずは水辺の鳥の観察から

川や池に行ってみよう

どんな場所でも野鳥を見ることはできますが、林などの小鳥たちは動きがすばやいので、初心者が小鳥の姿をとらえるのは、難しいかもしれません。そこで、おすすめなのが川や池です。

なぜ川や池なのか

川や池は、開けていて見通しが良く、湖や海よりも野鳥との距離が近い場所です。

水辺を好むサギやカモのなかまは体が大きく、水面にいることが多いので、双眼鏡がなくても見つけやすいでしょう。

また、彼らは比較的動きがゆっくりです。双眼鏡の操作に慣れていなくても、あわてずにじっくり観察することができます。

探鳥地(たんちょうち)に行ってみよう

全国の主要探鳥地

当会支部が定期的に探鳥会を開催している場所を中心に、初心者の方でも気軽にバードウォッチングが楽しめる場所を紹介します。

  • 北海道地区の探鳥地
  • 東北地区の探鳥地
  • 関東地区の探鳥地
  • 中部地区の探鳥地
  • 近畿地区の探鳥地
  • 中国・四国地区の探鳥地
  • 九州・沖縄地区の探鳥地
  • 探鳥会(たんちょうかい)に行ってみよう

    ひとりでは鳥を見つけられない、名前が分からない、野鳥観察のいろいろな楽しみ方を知りたい……と思ったら、「探鳥会」に行ってみましょう。

    探鳥会(たんちょうかい)とは?

    日本野鳥の会の連携団体支部が開催する、バードウォッチングのイベントです。全国各地で開催されています。その地域の鳥に詳しい「リーダー」がご案内しますので、分からないことは何でも質問してみましょう。

    探鳥会のここがおすすめ

    誰でも参加できる

    小さなお子様もご年配の方も、初めての方も、ひとりでも家族でも、日本野鳥の会の会員もそうでない方も、どなたでもご参加いただけます。

    季節や場所もさまざま

    公園、山や川など、さまざまな場所で開催。定期的に同じ場所で開催する「定例探鳥会」のほか、ツバメのねぐら入りやタカの渡りなど、季節限定のイベントもあります。

    仲間ができる

    さまざまな垣根を越えて、野鳥が好きな人たちが集まります。野鳥に関する情報交換の場、共通の趣味を持つ仲間と出会える場です。

    探鳥会の流れ

    集合

    「三脚のついた望遠鏡」が目印です。 受付を済ませてスタートを待ちましょう。始まる前にリーダーに初心者であることを伝えておくと、観察のとき、丁寧に教えてくれます。

    野鳥観察

    リーダーの案内でコースをゆっくりと歩きながら、鳥を探していきます。鳥が出現すると、リーダーが望遠鏡でその姿をとらえます。積極的に望遠鏡をのぞかせてもらいましょう。

    とりあわせ

    「とりあわせ」とは、その日どんな鳥を観察できたかを確認することです。見られた鳥をリーダーが解説します。

    探鳥会のようすを動画でご紹介

    はじめてのバードウォッチングには不安があるかもしれません。でもご安心ください。当会では、初心者の方でも野鳥観察が気軽に楽しめるよう、さまざまな準備をしております。

    探鳥会では、リーダーが野鳥の名前、特徴や見つけ方のコツなどを丁寧にお伝えします。リーダーの望遠鏡を覗かせてもらえますし、貸出用の双眼鏡がある場合もあります。

    ぜひ一緒に、公園、里山、森や林の中で、鳥たちの姿や声を楽しみませんか?

    参加者の感想

    「初めてでひとりでの参加だったので不安でしたが、親切に教えていただき、とても楽しめました。見たかったカワセミが見られてすごくうれしかったです。お友達もできますし、運動にもなるのが良いですね。」(40代女性)

    「身近にたくさんの鳥がいるのだと驚きました。鳴き声の説明もしていただいたので、姿が見られないときも、この鳥がいるのかな? と、予想ができるようになったのもうれしいです。とても楽しくいい体験ができました。」(50代男性)

    初心者向けバードウォッチングのご案内