JP156 草垣群島(くさがきぐんとう)

鹿児島県:南さつま市

鹿児島県:南さつま市

位置 N 30°51′ E 129°28′
面積 50ha

環境構成【島嶼/森林】

鹿児島県枕崎市の西約90㎞の海上に位置し、上ノ島、中ノ島、下ノ島とほか17の小島からなる群島で、カツオドリやオオミズナギドリの繁殖地になっている。上ノ島は、周囲約2.3km、面積わずか21ha断崖絶壁で最高点は130mある。山頂付近に低木林がある。山頂には灯台と管理施設がある。1932年から職員が滞在勤務していたが1986年から巡回勤務になり発電機で電力を供給していた。2003年からは太陽電池システムに変更している。上ノ島は、国指定特別保護区(集団繁殖地)になっている。

選定理由

A4ii オオミズナギドリ

保護指定

サイトの一部(10~49%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(草垣島)

保全への脅威

  • 岩石採取計画(オオミズナギドリ、カツオドリのコロニーがある)
  • 釣り人の立ち入り、クマネズミの捕食

保全活動

  • モニタリング調査:実施者(国・鹿児島県)
    内容:特別鳥獣保護区の調査

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 360KB)

※草垣群島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら

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JP155 屋久島・種子島(やくしま・たねがしま)

鹿児島県:西之表市、屋久島町、南種子町、中種子町

鹿児島県:西之表市、屋久島町、南種子町、中種子町

位置 N 30°20′ E 130°32′
面積 50,455ha

環境構成【島嶼/森林】

種子島は南北に細長く、最高点は282mで全般になだらかな島である。尾根伝いと海岸の平地に道路と人家があり谷沿いに森林が残る。
種子島の西7kmにある馬毛島は、最高点71mの平らな海岸段丘の無人島でいくらかの林と潅木があり、近年大型砕石事業が問題となっている。
屋久島の中央部は、宮之浦岳(1,935m)を始め1,800mの山地でほとんど花崗岩でできている。森林が深くヤクスギやヒノキ、ヤクタネゴヨウなどの大木も見られ固有種が多い。屋久島の北西12㎞の口永良部島は、最高点が657mのひょうたん型をした火山島である。これらの島の周辺には、いくつかベニアジサシなどの繁殖する小島がある。

選定理由

A2 カラスバト・ズアカアオバト・アカヒゲ

保護指定

サイトの大部分(50~90%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
県指定鳥獣保護区(宮之浦岳、国割岳)、国立公園(屋久島)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域(屋久島原生自然環境保全地域)、保護林
<その他>
ラムサール条約湿地、国指定特別天然記念物屋久島スギ原始林

保全への脅威

  • 馬毛島
    土地開発(大型砕石事業)による下の岬のベニアジサシおよびエリグロアジサシの集団繁殖地への影響
  • 種子島
    土地開発,森林伐採などによる影響
  • 屋久島
    観光開発,森林伐採

保全活動

  • モニタリング調査:実施者(屋久島の自然を守る会)
    内容:ワシタカの秋の渡りのカウント
  • その他:実施者(屋久島ヤクタネゴヨウ調査隊)
    内容:ヤクタネゴヨウ(マツ科マツ属の常緑高木)の保護

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 262KB)

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JP154 甑島列島(こしきじまれっとう)

鹿児島県:薩摩川内市

鹿児島県:薩摩川内市

位置 N 31°50′ E 129°53′
面積 11,910ha

環境構成【島嶼/森林】

鹿児島県串木野市の西方海上にあり、上甑島・中甑島・下甑島の大きな3つの島といくつかの小島から出来ている。おおよそ北東から南西に連なっている。海岸の出入りが激しく100mに達する海食崖が西海岸に発達している。
上甑島の里集落はトンボロ(陸繋砂州)の上に作られている。上甑島・長目の浜の砂州の内側には4つの潟湖がある。
下甑島の北部は狭く海食崖では、南限のウミネコの繁殖地がある。標高604mの尾岳をはじめ400~500mの山地がつらなっている。平野は少なく南部の手打地区で見られるのみである。

選定理由

A1 ウチヤマセンニュウ
A2 カラスバト

保護指定

サイトの一部(10~49%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
国定公園(甑島国定公園)、自然環境保全地域

保全への脅威

  • 釣り客の立ち入り
  • 釣り客の残した餌を食べるカラスによる捕食

保全活動

  • 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会 かごしま県支部)
    内容:探鳥会(不定期)
  • モニタリング調査:実施者(日本野鳥の会 かごしま県支部)
    内容:調査

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JP153 万之瀬川河口(まんのせがわかこう)

鹿児島県:南さつま市

鹿児島県:南さつま市

位置 N 31°26′ E 130°18′
面積 100ha

環境構成【干潟】

吹上海岸の南端に位置し、海浜の生態系維持に重要な役目を果たしている。万之瀬川河口内の泥質の干潟と海岸に広がる砂質の干潟がある。河口内の干潟には、県内最大規模のハマボウの植物群落と準絶滅危惧種のハクセンシオマネキなどのカニ類が多数生息しており、シギ・チドリ類の中継地や越冬地として貴重な自然が残っている。
クロツラヘラサギが毎年20羽近く越冬し、当地は鹿児島県内では、姶良、出水とあわせて3ヶ所のうち最大の個体数となっている。

選定理由

A1 クロツラヘラサギ
A4i クロツラヘラサギ

保護指定

サイトの一部(10~49%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
都道府県立自然公園(吹上浜県立自然公園)、自然環境保全地域
<その他>
国指定天然記念物 万乃瀬川河口域のハマボウ群落及び干潟生物群集

保全への脅威

  • 釣り客の立ち入り
  • 軽量飛行機の飛行
  • 観光客の干潟への立ち入り

保全活動

  • 環境教育活動
    内容:探鳥会(日本野鳥の会鹿児島)
    ハクセンシオマネキ観察会(万之瀬川の自然を守る会)

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JP152 沖小島(おこがしま)

鹿児島県:鹿児島市

鹿児島県:鹿児島市

位置 N 31°33′ E 130°37′
面積 5ha

環境構成【島嶼/森林/草地】

桜島の南西部、湯之持木港の沖合約1.7kmに位置する周囲約1.4km、面積約37,000㎡、最高点は38.3mの無人島。第三紀の安山岩の上をシラスが覆っている。西側は急崖だが上面は平らな台状の島であり、薩英戦争のときここに砲台がおかれた。樹木とダンチク(イネ科)におおわれ道もほとんどわからなくなった。1996年民間から島の一部を除く土地を鹿児島市が購入。自然体験施設を作る予定であったが、1999年ウチヤマセンニュウの南限の繁殖が確認され開発は中止になった。

選定理由

A1 ウチヤマセンニュウ

保護指定

サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
県指定鳥獣保護区(沖小島)、国立公園(霧島錦江湾)、自然環境保全地域

保全への脅威

  • 釣り人やシーカヤックで立ち寄る人のゴミ捨てや島内への立ち入り
  • カラスやトビ類の捕食

保全活動

  • 法律制定、政策、規制:実施者(鹿児島県・鹿児島市)
    沖小島鳥獣保護区5㏊希少鳥獣生息地(平成19年度から10年間)

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JP151 出水・高尾野(いずみ・たかおの)

鹿児島県:出水市

鹿児島県:出水市

位置 N 32°06′ E 130°17′
面積 842ha

環境構成【水田/干潟】

金井裕
写真:金井裕

鹿児島県の北西部に位置し、米ノ津川、高尾野川、野田川などの河川が流れ込み扇状地が発達している。土砂が堆積して干潟ができやすく古くから干拓がおこなわれ水田が多く見られる。ナベヅルは世界の個体数の約8~9割、マナヅルは約5割が越冬している。主に高尾野川の東西に広がる約7,500haの水田地帯がツル類の越冬地として利用されている。

選定理由

A1 ナベヅル・マナヅル
A4i ナベヅル・マナヅル

保護指定

法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(出水・高尾野)
<その他>
ラムサール条約湿地、東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ参加地、国指定特別天然記念物鹿児島県のツルおよびその渡来地

保全への脅威

  • 越冬個体の過度の集中による伝染病の危険
  • ツルの給餌に集まるカモ類による農業被害
  • 風力発電計画

保全活動

  • 環境教育活動:
    内容:探鳥会、北薩地区探鳥地ガイドの鳥のパンフレット作成(出水地区小中学校に配布)(日本野鳥の会鹿児島)
    探鳥会、観察会(出水市ツル博物館クレインパーク)
  • 環境管理:実施者(環境省、文部科学省、鹿児島県、出水市)
    内容:ツル保護管理事業(10~3月)
  • モニタリング調査
    ガンカモ調査(1月)、シギ・チドリ類調査(4,9月)(日本野鳥の会鹿児島)
    ツル類のカウント(10~1月)(出水市立荘中学校、出水市立高尾野中学校ツルクラブ、日本野鳥の会鹿児島、出水市ツル博物館クレインパーク、国設鳥獣保護区監理員他ボランティア)

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JP150 霧島山系・御池(きりしまさんけい・みいけ)

宮崎県:えびの市、小林市、都城市、高原町 鹿児島県:霧島市、湧水町

宮崎県:えびの市、小林市、都城市、高原町
鹿児島県:霧島市、湧水町

位置 N 31°55′ E 130°53′
面積 8,500ha

環境構成【樹林】

中原聡
写真:中原聡

縄文時代も中期から後期へ移った頃の今から約4,600年前、霧島山の歴史で最大の噴火があった。このたった1回の激しい噴火と爆発で大きな凹地ができ、そこに水がたまり火口湖となったのが御池。この御池の一部と周辺の森と小池を含む約115haが、1973年に指定された日本初の「国設・御池野鳥の森」。イチイガシを主とする野鳥の森の木は植林が多く、江戸時代の終わり頃の植林地もかなりの広さで残っている。ほとんど人の手が入っていないので自然林に近い森である。その後、野鳥の森は「鳥獣保護区・特別保護地区」に、更に一部が「生物遺伝資源保存林」に指定された。行政的には都城市と高原町にまたがる。野鳥の森は大部分が都城市側にあるが、便宜上、管理は高原町がしている。ここでは今までに少なくとも18種類の魚類、少なくとも18種類の哺乳類、151種類の鳥類が確認されている。この森は樹冠でほぼ閉鎖されていて、下草が少なく、地表近くに空間が広がり、ここがヤイロチョウの生活の場となっている。しかし、1990年頃から増えはじめたシカが、この森を変えつつある。

選定理由

A1 ヤイロチョウ
A3

保護指定

サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(霧島)、国立公園(霧島錦江湾)、自然環境保全地域、保護林

保全への脅威

  • シカの食害から来る林床部の変化、乾燥化。それが原因でヤイロチョウの餌となるミミズ減少のおそれ。
  • 老木の倒壊やマント群落、ソデ群落の消滅による林床部の変化、乾燥化。
  • 新燃岳噴火の影響(火山灰は雨に流され、時と共に深刻度は減っているが、一部セメント化している所もある。ヤイロチョウの餌であるミミズの棲息に影響が考えられる)
  • バードウォッチャーやカメラマンの林床部へ入ってのヤイロチョウ追っかけ。(2010年からヤイロチョウの繁殖期に立ち入り規制をするようになり、2014年頃から環境の改善の兆しがあり、深刻度は減っている。)

保全活動

  • 環境管理:実施者(環境省、宮崎県、高原町、高原町観光協会)
    内容:国設御池野鳥の森と御池の普段の管理や整備
  • 環境教育活動:
    内容:探鳥会・夏、冬(日本野鳥の会宮崎県支部、高原町)
    *夏の探鳥会はヒルが多く出るということで休止中。冬の探鳥会も鳥インフルエンザ関係で休止中。
    ハイキング・年に1回(御池青少年自然の家)
    探鳥会・冬鳥と巨木巡り(環境省、自然公園財団えびの高原ボランティアレンジャーの会)
  • 法律制定、政策、規制:実施者(環境省、森林管理署、宮崎県、高原町、高原町観光協会、日本野鳥の会宮崎県支部)
    内容:ヤイロチョウ繁殖時期の一部立ち入り規制
  • モニタリング調査:
    内容:通常の調査(御池野鳥の森、御池・えびの高原他)
    カモ調査(日本野鳥の会宮崎県支部)
  • その他:
    ヤイロチョウ保護活動(日本野鳥の会宮崎県支部)
    御池・小池周辺の登山道整備(自然公園財団えびの支部)

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JP149 綾川渓谷(あやかわけいこく)

宮崎県:小林市、綾町

宮崎県:小林市、綾町

位置 N 32°02′ E 131°11′
面積 3,000ha

環境構成【森林(照葉樹林)】

前田幹雄
写真:前田幹雄

綾の照葉樹林は、標高1,109mの大森岳の東部に広がり、我が国の照葉樹林の中で最大の面積(1,748ha)を誇っている。シイ類、カシ類のほかタブ、クス、ヤブツバキなどが多く、植物268種など種の多様性に富んでいる。これを裏付けるように希少種のクマタカをはじめ、アカショウビンやヤイロチョウ、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ、ヤマセミなど多種類にわたっている。また、天然記念物ニホンカモシカ生息地の南限でもあり、世界的にも珍しいキリノミタケも分布している。かつて国の伐採計画があったが、1966年、当時の郷田實町長が計画に反対して、貴重な照葉樹林が残された。もっと照葉樹林を増やそうと綾川流域照葉樹林帯保護復元計画(綾の照葉樹林プロジェクト)も2005年5月に関係機関で協定書に調印、事業が始まった。これは国有林約8700㏊、県有林約700㏊、町有林約100㏊を含む10,000㏊を対象に照葉樹林を分断する周辺の二次林や人工林を照葉樹林に復元して緑の回廊としてつないでいこうというもの。
人工林の自然林への復元手順や各種の調査などが行われる一方、町内に「人と自然のふれあい調査」などの取り組みも行われている。

選定理由

A1 ヤイロチョウ

保護指定

サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国定公園(九州中央山地国定公園)、自然環境保全地域、保護林

保全への脅威

  • 行楽客の増加による人的圧力
  • シカの食害

保全活動

  • モニタリング調査:実施者(日本野鳥の会宮崎県支部)
    内容:09年11月25日、綾北川上流の九州中央山地に生息するイヌワシ調査を日本野鳥の会独自で調査。一つがいいることを確認。
  • 環境管理:実施者(綾の照葉樹林プロジェクト)
    内容:2005年に九州森林管理局、県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会の5者による綾の照葉樹林プロジェクトが発足、対象地域で人工林を照葉樹に復元する計画がすすめられている。これに加えて2012年に綾ユネスコエコパークに指定され、対象地域は核心地域、緩衝地域として保護されており、野鳥の脅威となる森の乱開発が出来ないようになっている。綾町が自然との共生を町の基本理念として進めている。以上のような取り組みがおこなわれており、将来が楽しみである。

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 889KB)

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JP148 枇榔島(びろうじま)

宮崎県:門川町

宮崎県:門川町

位置 N 32°28′ E 131°44′
面積 8ha

環境構成【島嶼/森林】

上村育男
写真:上村育男

枇榔島は、門川町尾末漁港から約7㎞東の沖合に浮かぶ周囲約1.5kmの無人島。小枇榔はその北側に位置する属島であり周囲は約200mである。最も近い陸地まで約3kmの距離があり両島とも北上する黒潮に洗われ、島の周囲は海食崖が発達し、柱状節理の絶壁が多く海上から切り立っている。枇榔島の標高は約75mで島の上部はモクタチバナ、タブノキ、ヤブニッケイ、ヤブツバキ、アコウ等からなる常緑広葉樹に覆われている。しかし2003~2005年の相次ぐ台風のため倒木や樹幹部の塩害で落葉し、樹林内は日当たりがよくなり低木類や下草が繁茂し、薮の状態を呈している。また、林縁部に生えるヒゲスゲやハチジョウススキ、メダケの薮も塩害で立ち枯れが多く貧弱になっていた。その後、大きな台風の直撃は無く、島内の林内はほぼ10年前と同じ状態に回復したが、林縁部のハチジョウススキやメダケの藪は未だに回復せず、立ち枯れ状態のままである。

選定理由

A1 カンムリウミスズメ・ウチヤマセンニュウ
A4ii カンムリウミスズメ

保護指定

サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(枇榔島)、国定公園(日豊海岸国定公園)、自然環境保全地域

保全への脅威

  • 漁業による混獲のおそれ
    (夜間操業の漁火に誘引:ヒナは正の走光性・成鳥は漁火に集まる餌動物に誘引)
  • 台風による塩害で島内が乾燥化している。大木の倒木被害がある。
  • マナーの悪い釣り人による撒き餌、残飯の放置によるカラス類の誘引。
  • カラス類による卵やヒナの補食
    (毎年50羽以上のカンムリウミスズメの成鳥死体や大量の卵殻を回収)

保全活動

  • 外来種のコントロール:実施者(個人)
    内容:ネズミ侵入のモニタリング;かご罠やカメラを設置して侵入を監視
  • 環境教育活動:実施者(門川町社会教育課)
    内容:カンムリウミスズメを中心とした講演や船を使った周辺海域での観察会
  • 保全のための人材育成活動:実施者(門川町社会教育課、個人)
    内容:カンムリウミスズメ倶楽部を結成、講演、観察会を実施。地元大学生を調査に同行させている。
  • モニタリング調査:実施者(個人)
    内容:天敵動物を把握するための定期的な調査。環境省の標識調査、繁殖孵化調査など全て自己資金で行っている。
    カンムリウミスズメの標識調査(枇榔島調査研究会・NPO法人宮崎野生動物研究会)

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 540KB)

※枇榔島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら

JP147 中津海岸・宇佐海岸(なかつかいがん・うさかいがん)

大分県:中津市、宇佐市 福岡県:吉富町、豊前町

大分県:中津市、宇佐市
福岡県:吉富町、豊前町

位置 N 33°35′ E 131°19′
面積 3,800ha

環境構成【干潟】

潮の干満差の大きい海浜とその背後には松林、農耕地、塩田跡など多様な環境が備わっている。もともと白砂青松の海岸であったが、人工護岸化が進み今では自然海岸がほとんど残されていない。しかし、依然として本来の多様な生態系により、数多くの野鳥の生息・越冬を可能にしている。

選定理由

A1 ズグロカモメ
A4i キアシシギ・ソリハシシギ・チュウシャクシギ

保護指定

法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である

保全への脅威

  • 狩猟(違法的なものを含む)
  • 海岸部後背地の太陽光発電施設。
  • カワウ(食害)の生息密度
  • 後背地の宅地化、工場開発等

保全活動

  • 法律制定、政策、規制:実施者(大分県北部振興局)
    内容:鳥獣保護区・銃猟禁止区域の指定等
  • モニタリング調査:実施者(日本野鳥の会大分県支部)
    内容:生息数定期カウント調査
  • 環境教育活動
    干潟観察会、海岸清掃活動(NPO法人水辺に遊ぶ会)
    自然観察会、ゴミゼロ運動(宇佐自然と親しむ会)

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 659KB)

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