ブラックバスの規制・対策強化について自然保護4団体と2つの学術学会と連名で国などに要望書を提出しました

ブラックバス(オオクチバス・コクチバス)は、17年前の外来生物法施行時に最初に指定されたにもかかわらず、唯一対策の実効性が上がっていない外来種です。今なお違法放流され続けているブラックバスの規制・対策について、国及び山梨県、神奈川県に要望書を提出しました。

主な内容

環境省・水産庁に対する要望事項

要望1
2023年度の共同漁業権免許切替に当たり、特定外来生物オオクチバスを第五種共同漁業権対象魚種に加えないこと。
要望2
2022年5月11日に成立した外来生物法改正法の附帯決議に記載された、特定外来生物オオクチバス・コクチバスの規制・対策を実行すること。

山梨県・神奈川県に対する要望事項

要望1
2023年度の共同漁業権免許切替に当たり、特定外来生物オオクチバスを第五種共同漁業権対象魚種に加えないこと。
要望2
2023年度の漁業権切替においてやむを得ずオオクチバス漁業権を継続させる場合でも、

  1. 漁場管理に見合ったオオクチバス遊漁料を設定すること及びオオクチバス漁業権に係る収支を公開すること
  2. 漁業権を設定しなくなった際の漁場管理方針を明確にすること
  3. 漁業権免許の期間短縮を検討すること

などについて検討し、明確にし、当該漁協に対して規制または指導をすること。

  • 特定外来生物オオクチバス・コクチバスの規制・対策についての要望書