ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成のため、四国4県等に要望書を提出しました

鹿児島県出水地方での越冬の集中化が課題となっているナベヅル、マナヅルは、かつてのように日本各地で分散して越冬することが必要とされています。
昨年度、四国各地で合計約300羽のナベヅルが渡来し、現地保護関係者や住民、行政機関等様々な関係者の配慮や取組により、100羽以上が長期滞在(越冬)しました。今年度も渡来する可能性が高いため、四国4県、四国地方整備局及び中国四国農政局に要望書を提出しました。


ナベヅル(左:幼鳥 右:成鳥)


マナヅル(左:成鳥 右:幼鳥)


・四国4県宛て要望書

平成28年10月25日


徳島県知事 飯泉嘉門様
香川県知事 浜田恵造様
愛媛県知事 中村時広様
高知県知事 尾﨑正直様

公益財団法人日本野鳥の会      理事長 佐藤 仁志
公益財団法人日本自然保護協会    理事長 亀山 章
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン 会長 徳川 恒孝
日本ツル・コウノトリネットワーク   会長 金井 裕
四国ツル・コウノトリ保護ネットワーク 代表 中村 滝男

四国に飛来するツル類の保護対策について

 平素から、ツル類など野鳥の保護につきましては、ご理解とご協力を賜り深謝しております。
 昨年度、四国各地で合計約300羽のナベヅルが渡来し、100羽以上が長期滞在(越冬)しました。ひとえに貴県をはじめ様々な関係者のご協力によるもので、長年の課題である新越冬地の形成の大きな一歩となりました。
 ツルは越冬地で定住性をもつため、今シーズンも渡来が予想されます。すでに狩猟登録者へチラシを配布していただいている県もございますが、別紙に示す配慮事項についてご配慮及び関係者へ周知していただきたく、お願い申し上げます。

(添付資料)
・別紙1 ナベヅル、マナヅル保護に必要な配慮事項と対象地域(PDF 256KB)
・別紙2 ナベヅル、マナヅルについて(PDF 343KB)

【問合せ】公益財団法人日本野鳥の会自然保護室 伊藤、野口、葉山
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
電話/Fax:03-5436-2633/2635 Eメール:[email protected]

【四国のツル情報についての問合せ】四国ツル・コウノトリ保護ネットワーク 代表 中村滝男
〒781-0270 高知市長浜4964-11 公益社団法人生態系トラスト協会内
電話/Fax:088-841-5400 Eメール:[email protected]
※各地の詳細につきましては、別紙1の【各地のツル情報の問合せ】をご参照ください。


四国地方整備局宛て要望書(PDF 354KB)
中国四国農政局宛て要望書(PDF 355KB)

※要望内容は同一です。