JP098 南アルプス(みなみあるぷす)

山梨県:北杜市、南アルプス市、韮崎市、早川町、身延町、南部町 長野県:飯田市、富士見町、伊那市、大鹿村 静岡県:静岡市、浜松市、川根本町

山梨県:北杜市、南アルプス市、韮崎市、早川町、身延町、南部町
長野県:飯田市、富士見町、伊那市、大鹿村
静岡県:静岡市、浜松市、川根本町

位置 N 35°28′ E 138°10′
面積 114,000ha

環境構成【森林】

山梨、長野、静岡の三県にまたがる南北約50km、東西15kmに及ぶ広大な山岳群で3,000m以上の高峰が10数峰ある。
地層は古生層、中生層が主で、中部山岳では暖帯から高山帯まで幅広い植生が発達している。
高山帯では2,500m付近までシラビソ、コメツガ樹林帯をつくり、それ以上の標高ではハイマツ群落や高山草原となる。
北アルプスに比べると積雪量が少なく、夏期の降水量が多いため、半湿生草原や乾性草原が発達している。

選定理由

A3

保護指定

サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
県指定鳥獣保護区(白鳳)、国立公園(南アルプス)、都道府県立自然公園(奥大井県立自然公園)、自然環境保全地域、保護林

保全への脅威

  • ニホンザル、二ホンジカの異常繁殖による高山植物への被害
  • 登山人口の増加による影響
  • ニホンザル、ニホンジカ、猛禽類などが高山帯まで行動圏を広げてきている
  • 温暖化等によるハイマツの枯死、高山植物の消失

保全活動

  • モニタリング調査:
    内容:希少野生動物生息調査(平成14~16)、南アルプス北部地域生態系攪乱要因調査(山梨県)
    鳥類の分布調査

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 548KB)

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